『四月の告白』

ニットに包まれた白い吐息。
お日様が嬉しくて、ピョンと跳ねた。

冬が好き。
寒くて、キラキラしていて、もこもこしている、
そんな冬が、だ〜い好き!

四月が終わる頃、
ようやく素直に、そう思えるようになったんだ。


photo by「眠り猫」様
2017.12.17





喉元過ぎればなんとやら。

木枯らしが吹く頃には、

私はまた、恨めしそうな顔で
ぐるぐる蓑虫になっているでしょう。