『臆病者の秋』

身も心もジリジリに焦がした9月。

ツムジまでこんがりさせて、
私たちがどんな風に過ごしているのか
みんなに知らせて歩いた。

あの時あの場所が、一番輝いていたと思うから。

だからいっそのこと

セミみたいに終えてしまえば良かったかな

と思う。

夏の太陽に気化された私が
冷たい秋雨になって戻ってこないように。


photo by「よう」様
2017.09.10





日焼けの跡がすっかり無くなる頃、
冷静になって、また会ってみようね。