『女の子大戦』

女の子の女の子による女の子のための
排他的で独善的な戦争。

“愛”のために
“平和”のために

“可愛い”のために
“ティータイム”のために

儚く、華華しく、夢を散らせて

女になり、終戦。


photo by「佐藤忠雄」様
2017.01.21




笑顔に涙。
なんだって武器にしてきた。

プライドよりも
あの人が欲しい。




太陽の迷彩が、私を隠す。

あの人から私が見えなくなって、

私も私が分からなくなってしまった。



最後の砦を崩されたとき
それが砦ではなく、ただの壁であったことを知った。

きっと皆、そう。

負けを認めて、大人になる。