『芽吹く世界』

100年の恋から醒めて、
101年目の愛を識る。


photo by「キュー@野上忠士」様
2016.04.09



永い冬に凝り固まった何かが、
春に溶けて、花の香の靄になる。

桜色の靄は夢魔の吐息。

冬眠から目覚めたばかりの私を、
再び心地よい眠りへと、誘うのです。

おはよう。おやすみなさい。




世界があまりに綺麗だから、
レジンで固めて首から下げてもいいかしら?







退廃へと、至る道。

0への回帰。
死んだ後の、生まれる前。